2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

若鮎

塩瀬のページより↓ 求肥餅くぼませて鮎形羊羹乗せて錦玉羹注いだもの。ちなみに去年の若鮎↓ 去年の方が涼しげだけど、今年の方がうまそう。

鉄の扱い

昔、南部鉄の鍋を手に入れたのでスキヤキを作ったことがある。ちょっと残ったので「明日牛丼みたいにして食えるかな」とそのまま残してしまった。 一晩放置しただけで赤錆汁のできあがり。鍋は駄目になってしまった。 それ以来、鉄器の錆はトラウマである。…

畠山記念館 細川井戸と名物茶道具

畠山記念館の細川井戸特集展示。細川井戸はカフェオレボウルに高台がついたような不思議高麗茶碗。 なかなか可愛いんだけど、立派で端正すぎてちとつまらないかも。俺、丸いもの好きなんだけど、井戸はすっときてキュッとしてないと、気分が出ない。さて、こ…

裏千家スレイヤー

裏千家には「鏡柄杓」という柄杓の構え方がある。柄杓の合と向かい合い、念を柄杓に送る謎の手順だ。「いったい何を念じているのか?」と妻に聞くが、いまいち要領を得ない。ハタでみている限り、このタイミングで精神統一している気がする。であれば、鏡柄…

あじさい

築地ちとせ。白紫ぼかしの練切に紫陽花の花弁多数の型押し。型押しものは勉強にならんので普段あんまり買わないが、今月は紫陽花物の多様性を楽しんでみている。

あじさい

6月和菓子。なんだか自分でもあじさいを作ってみたくなった。錦玉羹を型に半分入れ固める。固まった錦玉羹をスプーンで半球状にくり抜く。できたくぼみに青や紫の錦玉羹を刻んだものを盛り、緑の錦玉羹で作った葉を載せ、錦玉羹を流してとじたもの。上半分の…

あじさい

榮太樓總本鋪のページより↓ 型の底に紫の錦玉羹をみじんにしたものを丸く散らし、緑羊羹の葉っぱを乗せる。うすく吉野羹を流し、固まったあとで白羊羹を流したもの、だと思う。去年、「6月の定番あじさいは帯してデザインが変わらないが」とか書いたのだが、…

ぐるっとパス

最近ぐるっとパスを購入した。加盟美術館の(10割引含む)割引券冊子。2000円で2ヵ月間の間使える。ぐるっとパスで入れる、茶道具が良く出て来る美術館は以下の通り。 館名 割引額 東京国立博物館 -200 三井記念美術館 -800 出光美術館 -1000 サントリー美術館…

紫陽花

金沢村上。練りきりを丸め、中央を窪ませた部分に角切り寒天。この季節、あじさいは定番だが、この作り方は珍しい。てか『あじさい』という題材でどうしてこんな代物ができるのか?さすがは村上。私なら『わけのしんのす』という菓子銘にするだろう。ちなみ…

エージング

茶碗を永年愛用していると使い込まれた茶碗の景色は変わって行くと言う。呑み屋とかで出て来る誰が使ったか判らん湯呑みは大丈夫だが、父親が永年愛用している湯呑みは念が籠ってて嫌だ、と書いたのは確か小田嶋隆だったか。そういう念だけだったら「茶人愛…

若鮎

築地ちとせ。鮎形の羊羹の入った錦玉羹もの。岩みたての練り切り玉がぎうぎうに入っているのが変わってる。どちらかというと「岩だらけ」という感じがする。餡が多いので錦玉羹ものとしてはすごくおいしい。

茶渋の謎

茶碗を永年愛用していると貫入から染みこんだ抹茶が茶碗の景色を変えていくという。萩の七化けとかがそれだ。ところで茶道具の美術館に行くと、貫入に染みた、どころではなく、茶碗の上の方にダイナミックに横雲のごとく茶渋が付いている茶碗が展示されてい…

よせる波

金沢村上。千筋で跡をつけた青い練切で餡を巻き、波頭を模したきんとんを配したもの。 味も細工も悪いとは思わないけど、このテーマ6月にどーなのかなー。

大寄せと侘び

大寄せってのは稽古の発表の場であり、不特定多数に対する茶会の為、趣向はどうしても判りやすいものになる。では、大寄せはどれくらい「侘びた」ものにできるだろう。床は、禅語の軸と竹の花入を置いときゃいいので、さほど無理はない。香合はちょっと難し…

古流の掟

昔、お茶は貴重な薬だった。んで、濃茶では練ったお茶が茶碗に残ってもったいない。お詰めは、茶碗にへばりついたお茶を、小指でかき集めて呑み切るのが重要な仕事だった。…という話を先生から聞いた。昔ってすげぇ。もちろん今ではやらないわけだけど、お白…

除夜の鐘

ごいーーーーーーーーん。「あら?大晦日でもないのに除夜の鐘が聞こえるわ」合掌し、なむなむなむなむ。茶碗を建水にぶつけると、こう言われる。慎重に、茶碗を傷つけないように、確かな動作をしなければなるまい。でもおかしいなぁ。他の生徒の人に比べて…