2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

芙蓉

榮太樓總本鋪のページより↓。白赤ぼかしの練切玉の一箇所を窪ませ、口を巾着に寄せて、きんとんの蕊。 この口を巾着に寄せるの、意外と難しいんじゃなかろうか?手捻りか型か判別付かなかった。

篤姫

NHK大河ドラマ「篤姫」。ごくたまにしか見ないのだが、たまたま流していたら、いきなり茶室のシーンになった。「おお、炉の切る位置が、道具の位置が、亭主の座る位置が正しい!」TVドラマでお茶のシーンが出て、まともだったことなんかなかったので、それだ…

ききょう

榮太樓總本鋪のページより↓ 紫白のぼかした練切を五角に整形、箆目5本入れて角を指でつまんだだけ。かなり簡単な細工。見所は紫の発色かな。かなり渋い色合い。材料見ると着色料は赤3、青1、黄4か。青1は「ヨーロッパで使用禁止」赤3って「アメリカで使用禁…

ストリートビュー

ゴーグルのストリートビューを使って、茶道系美術館を訪ねてみた。東京 三井記念美術館 五島美術館 出光美術館 畠山記念館 泉屋博古館 根津美術館 静嘉堂文庫美術館 東京国立博物館 斎田記念館関西 楽美術館 香雪美術館工事中? 湯木美術館 藤田美術館まー、…

なさげの餡

白餡のさらし餡が、どこに行っても無い。 ハンズにもない。合羽橋の本間屋にもない。練り餡なら買えなくもないが、粘性を調整できない。量も多すぎる。 自分で豆を煮るのは大変すぎる、というか和菓子二個分の豆を煮るってのはなー。小豆餡のさらし餡は手に…

万事急須

先輩方が釣瓶の水指でお点前をしていた。その場所で、別の人が急きょ平点前をする事となった。水指の準備はできていないのだが、どうするんだろうと思ったら、水次やかんを代用にしてお点前となった。これは面白いなと思った。これでオッケーなら、おおぶり…

八朔

金沢村上。手亡豆の粒餡団子に青えんどう他の豆を載せ、艶天。紫と白の練切を板にして重ね、それで包む。三方と供え物を表しているのだろうか? 紫の発色の不気味さと豆のつややかさで、謎の怪生物の卵って感じである。

ひけ

前に作った乾漆の「自作 利休形中棗」。完成から一カ月で「ひけ」が入って来た。甲を障子ごしの日光にかざしたもの。全体にでこぼこになり、布目がうっすらと出ている。下は当初の写真。反射具合の違いが判るだろうか?実はその前に作った「じぶんなり小棗」…

朝顔

江戸風御菓子司長門。まだしぼんだ状態の朝顔?紅白ぼかしの練り切りを円錐に丸めてから底面をひねったもの。へんな形。

二畳中板

我が家の六畳和室、実はインチキ畳で六畳なので、京畳は二枚しか入らない。つまり二畳ちょいの和室だ。ここに京畳二枚を置いて練習スペースにしているが、実はお点前上結構困る事が有る。二畳だと、点前畳と客畳しかない。貴人畳や踏込畳がないのはいいが、…

榮太樓總本鋪。求肥餅に青と黄色の味甚粉羹の帯をタスキ掛け。二色の交わる所はグリーンになっている。涼しげかつ綺麗。 味はねー。味甚粉羹はでんぷん味が強くべたべたするので壮快感は低いかな。

家元の暴虐

私には家元ってもののオソロシサは良く判らない。で、その理解の一助になるかと思い、家元の鶴の一声でなんかやらされてる、って話を調べてみた。ただし許状制だとか集金機構とか制度化された部分は除外。だから許状料取られるとか小笠原家の家紋付着物買わ…

ひまわり

塩瀬のページより↓ 黄色いきんとんに蕊を型押し。実物は明るい黄色の為、コンビニ弁当に入っている刻んだタクアンの様にも見える。

趣味悠々 藪内 涼を楽しむ

藪内さんに対しては、武家?武家かぁ?足利家の同胞衆が武家なら織田家の茶堂の千家も武家だよなぁ、という微妙な気持ちと、当代の家元さんの雰囲気も趣味も好きだなぁ、という気持ちで揺れ動きます。さて、ずいぶんと初心者向けに立ち戻ってしまった夏の茶…

金魚

三原堂本店。求肥餅を部分的に青で染め、白赤ぼかし練切を延ばして抜いた金魚、緑羊羹を抜いた葉を載せたもの。シンプル。ところで『三原堂本店』って、『三原堂』って店の『本店』、ではなく、『三原堂本店』って名前の店なのね。各地の三原堂はチェーンで…

人形町 せともの祭

昼休みに人形町。8/4,5,6の三日間は人形町のせともの祭だからだ。もちろん茶陶を見に来たわけだ。茶陶置いてる店は5〜6件。割と本気っぽい茶陶置いているのは萩焼と信楽焼の2軒だった。私は萩焼は全然好きではないし、信楽のザクザクした筒茶碗、面白いけど…

寿堂…続編

三井の後、水天宮へ。せともの祭の準備で忙しそうな町を抜け、寿堂を再訪。「鮎」「焼き鮎」に関し、前回記事を訂正せねばならない事を知った。「鮎」と「焼き鮎」、ふつーに商品として売っているものでした。それはそれでどうかと思うが。

三井記念美術館 NIPPONの夏

三井記念美術館は茶道具展でなくとも併設で入口の第1,2展示室と如庵に見るべき茶道具を置いてくれる事が多い。今回もそう。仁清の釣船、かわいい。でも陶なので使う時気を使いそう。あと、どっちが舳先か判らん。 白磁水禽文茶碗。うつくしいが極端に細い高…

あずき茶

某和菓子店で缶入あずき茶を発見。これなんですか?と聞いたところ、「あずきのゆで汁です」産業廃棄物ですね、判ります。…直球回答、ありがとうございました。調べると、あずき茶はポリフェノール関係グッズらしい。Webで調べてもそれが流行っているんだか…

向日葵

さて、寿堂。黄色練切を箆押しで8弁。中央にこし餡練り切りを置いて蕊型を押しポピーシードを散らしたもの。見事にニッキ味である。こりゃ3番が正解だな、きっと。

寿堂

人形町の水天宮際。京菓子司 寿堂は黄金芋で有名な和菓子屋さんだ。こういう「ウリ」のある御菓子屋さんは、それ専業になりがちだが、寿堂さんは上生も、お干菓子も置いている店。ただし、店頭横の「御見本」という重箱を開けないと、ラインナップは拝見でき…

朝顔

寿堂。水天宮の黄金芋の店として有名だが、実は上生も売っている。青い錦玉羹を薄く伸ばした上に求肥餅を押しつけ、固まったらひっくり返して箆で整形。 緑の羊羹を蔦状に絞り、緑羊羹を抜いた葉を置く。中央の蕊がきんとんではなく、黄色のクラッシュ錦玉羹…

榊莫山家の茶懐石のおもてなし

榊せい子著。書道家榊莫山さんの娘さん(裏千家正教授)の出した懐石の本。でも懐石の内容に興味はない。この本で興味のある点はただ一点だ。「莫山さんちでは床に何を掛けるのか?」…やっぱ莫山さんの書を掛けてました。読めもしない坊主の禅語を掛けるのは「…