2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「掘り出し」

毒草を食べてみた

植松黎/文藝春秋/2000年。毒草の効果に関する新書。…食べてみた、といいながらほとんど食べていない、インチキ!とかも思うけど、致死量はっきりしないものもあるから恐いか。トリカブトとかのおなじみの毒草の他にも、なんか茶花っぽいものが含まれている…

「涼風」

ぐい呑み

今年の藤田登太郎先生の茶陶展に行った人なら知っていると思うけれど、藤田先生のオンラインショップ窯倉がオープンしている。http://gallery-kamakura.com/ http://blog.gallery-kamakura.com/ http://cart05.lolipop.jp/LA02764425/いまんとこぐい呑みだけ…

「だめだ、こいつら。はやくなんとかしないと」

おちけん

「おちけん」を読んでいて金明竹という落語を知る。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%98%8E%E7%AB%B9 より: 「わて、中橋の加賀屋佐吉方から参じました。先度、仲買の弥市の取次ぎました道具七品のうち、祐乗、光乗、宗乗三作の三所もの。並びに…

茶杓の銘

「微涼」…駄目だ。音で伝わらん。

茶杓の銘を捻る

稽古場で、茶杓の銘を言う。先月、菓子が蝶モチーフだった時、「胡蝶の夢」から連想して夢つながりで「春眠」にしてみた。残念ながら判ってもらえなかった。でも「邯鄲」とかにはできなかった。だって口で伝える物だから「かんたん」です、とか言って判って…

茶杓の銘

毎日茶杓の銘をひねって見よう、と思う。 昨日一日を振り返っての内容でもいいし、別に関係なしでもいい。解説も無しという気楽なルールで。では。「曇天」

茶の湯アラカルト

柳澤宗淵/ミューアドセンター/1976年。いきなりだが本書の章立てを列挙するぜ。 茶庭 茶室 掛物 炭 釜 懐石 菓子 茶花 籠 やきもの ぬりもの 蒔絵他 茶碗 茶杓 茶筅 帛紗 茶布と布巾 抹茶 仕覆 紙 箱 待ち合いで、露地で、茶席での心得。 各種道具の仕組み…

七種の蓋置

一閑人、三つ人形、三つ葉、五徳、火舎、栄螺、蟹。七種の蓋置である。なんでか「利休が選定した」「利休好み」とかの枕言葉が付く。 でも、利休がデビュー前の頃の松屋会記でも五徳や火舎の使用例があったりする。 だから、利休が作らせた、という意味での…

湯木美術館 千家十職 茶道具と懐石の器

国立民族博物館「千家十職×みんぱく」とのコラボ…なのかな?湯木コレクションの中から千家十職ものを展示する!…なんやショボそう?そもそも。湯木コレクション自体がごく一部の「もの凄い」ものを除外すると「凄い」ランクに達するかも微妙なのに、そこから…

藤田美術館 桃山・江戸の茶陶

藤田へ行くといつも思う事。それはここの展示は格が違う、って事。いままでも「すっげえ唐物大名物!」とか、行く度に思っていたさ。今回は桃山江戸の日本の茶陶特集だから、そこまで凄くはないのかな?と思っていたさ。 でも凄かったさ!ただ、「桃山・江戸…

大西清右衛門美術館 釜師大西清右衛門の目

国立民族博物館「千家十職×みんぱく」とのコラボ…というか、バーター?大西家のコレクションと、民博コレクションの民族グッズとの中で、なんか似た造形のものを展示する、と言う企画。アフリカンナマハゲ系仮面ギテンガと比較されているのは二口釜。岡本太…

樂美術館 樂歴代

楽の歴代も三回目。 今回はちょっと違った目で見てみた。展示された茶碗を、作者が楽家であることを無視し、無名現代作家の作であれば茶道具屋でいくらで売ってそうなブツなのか、値踏みしてみた。 長次郎 黒楽茶碗「村雨」 評価不能 常慶 香炉釉井戸形茶碗 …

北村美術館 牛歳余春

北村美術館は仮想の茶会である。展示目録も会記のフォーマットだし。だから、寄付の、広間の、とまとめられたお道具を順に拝見し、その後、仮想上の寄付や広間に並べてみる、という再構築作業が必要なのだ。茶碗ばかり、茶入ばかり並べるわけにもいかない、…

数奇の革命 利休と織部の死

児島孝/思文閣/2006年。出会い、というのは、タイミングも重要だ。さて、この本の要旨は以下の通り: 桃山時代、茶道の作法は誰かに習うものでなく、それぞれの創作だった。 特に数寄屋の建築は自由であった。 書院での茶は、草庵が窮屈だから広い書院に移…

古本屋に心配される

風月洞のおかみさんが言った。「お客さん、本棚、大変な事になってない?」…げにげに。茶書だけでもうすぐ本棚1本分になろうか、という感じだ。 半年前にはせいぜい本棚2段分だった様な気がするのだが。神保町に行きやすい職場になったせいで、毎日なにやら…

茶之湯 無古無今

戸田宗寛 著/講談社/1980年。 http://d.hatena.ne.jp/plusminusx3/20090203林左馬衛「茶道史の散歩道」の対談でもすっとばしてた戸田勝久先生のお父さん。もう"硬骨漢"としか言い様の無い印象の方だが、その方の書いたこの本はそれはもう固い固い。 私は、…

大量の薄茶

濃茶の点て方。多くの流派では、濃茶は二杓で点てて、一杓目はなみなみ汲んでそこから適量注いでから残ったお湯を釜に戻すんではないかと思う。んで二杓目は濃度調整。その方法だと一杓目は茶碗のお茶を見て、お湯の浸り具合を見ていい感じになった処で止め…

現代語訳宗旦文書

田中稔 著/慧文社/2004年。千宗旦のイメージと言うとおおざっぱにこんな感じ。 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, /": : : : : : : : \ /-─-,,,_: : : : : : : : :\ / '''-,,,: : : : : : : :i /、 /: : : : : : : : i ________ r-、 ,,,,,,,,,,、 /: : : : :…