その他

趣味Do楽 茶の湯 藪内家“織部も親しんだ茶の魅力”2

番組はいきなり合戦シーンから始まる。 戦国時代の武家の茶の伝統を受け継いでいるのが藪内家だそうである。 東山殿の下で同朋衆をやっていた一族の子孫が紹鴎に学んで(という事は珠光には学んでない?)、足利義輝が殺された時も足利義昭が挙兵した時も本能…

趣味Do楽 茶の湯 藪内家“織部も親しんだ茶の魅力”1

他の偉人との関係性に寄生する藪内家らしい、よいタイトル。 家元の勝手側に盆が!思ったら平水指の蓋か。 あんなとこ置くんだね。 てか普通あのサイズだと割り蓋だよね。 剣仲の絵が若宗匠とそっくりなので、判ってても笑える。遺伝子仕事しすぎ。 武家なん…

現実主義

裏千家は…一般への結界・関守石の効果に期待していない。

五月雨

茶杓の銘で「五月晴れ」と言ったら六月だからってことでやりなおしになった。でも「茅の輪」はOKだった。 五月雨は旧暦五月の雨で、ちょうど今時分の雨で、梅雨のこと。 五月晴れは梅雨の合間の晴れ間である。 茅の輪は、旧暦六月末の夏越しの祓えの道具で、…

放送大学アーカイブス 茶室の世界

90年の番組の再放送。 熊倉功夫。ゲスト中村利則。内容は割と凡庸だったが、二人の若さが印象的…25年前だから当然か。 紹介した茶室は利休から遠州頃までの茶室。待庵みたいな小間から、鎖の間の存在まで…の話である。 んで思ったのだが、「茶室」で総括され…

茶杓の拝見

私は、お点前の最後に茶杓の銘を聞かないと、とても落ち着かない。 お稽古でも時間が無いときとか略するが、なんかがっかりする。 画龍点睛を欠く、とはこういう事なのだろう。 では、茶杓に銘を付ける、という習慣は一般にいつから行われる様になったのだろ…

魚の入手

お茶事にちょっと変わった魚を出したいとき、ネットの魚屋は便利だ、と思う。ここなんか、いろいろ手に入って楽しい。http://mokuyouichi.com/私はヤガラを買った事がある。刺身にしても焼いてもンまかった。 これは茶事に使えるんではないか? スーパーに行…

趣味DO楽裏千家茶の湯と出会う8 茶事を楽しむ

最終回は茶事とは聞いていたが、寺の茶事とは珍しい。しかも尼寺。うっしーの紫の色無地が、「寺の茶事」感を演出しているのだろうか。 利休井戸の説明「この水で秀吉に茶を振る舞ったといいます」…茶堂風情がえらい上から目線やないの。 そしてすごい勢いで…

利休百人一首

利休百首。せっかく百首も有るんだから、カルタ化すればいいんじゃないだろうか。教育効果も高い…かもしれないしそうでないかもしれない。 問題点は二つ。 一つは、音読があまり考慮されていなく、語呂が悪くて読みづらいこと。口に出して読み上げてみればわ…

趣味DO楽 裏千家 茶の湯と出会う7 濃茶

オープニングでお茶を点てていたコワモテのお兄ちゃん、柄杓持つ手がぶるぶるし過ぎ。 今回の濃茶の道具は置き合わせ済み。「水指と茶入はあらかじめ置き合わせておきます」なぜここでは水指と茶入が置き合わせになっていて、薄茶の時は運びだったのか。 疑…

趣味DO楽 裏千家 茶の湯と出会う6 炭手前

炭手前をやるのは珍しい!とwktkして待機。炭斗にどういう炭をどの順に入れるのか「使いやすい順番に入れます」じゃ解説になんないんだけどなー。 でも相撲取り系のお手前さん?が炭をねっぷりじっくり炭を継いでくれて実に良かった。 ただ、「続いて灰器を…

私撰利休道歌

利休道歌。重複や不要そうなの排除してみて、再整列させてみたぜ。総論 一首 はぢをすて人に物とひ習ふべし是ぞ上手の基なりける 点前の心がけ 六首 点前には強みばかりを思ふなよ強きは弱く軽く重かれ 何にても道具扱ふたびごとに取る手は軽く置く手重かれ …

趣味DO楽 裏千家 茶の湯と出会う5 茶室の魅力

今回は数寄屋大工の話。これは珍しくて実によろしい。京都の数寄屋大工が広島の茶室を作っているんだから、数寄屋大工ってのは日本にどんだけいるのだろうか?いいとこ数件レベルなんだろうね。 そして画面を彩る現物合わせの数々。 そりゃ「図面では表現で…

趣味DO楽 裏千家 茶の湯と出会う4 薄茶を点てる(後)

なんだろう、顔なしでゆらゆらする手元のアップ映像ばっかりみてたら、サンダーバードを見ている気持ちになった。それはともかく。 茶筅通しや柄杓の扱いという割稽古をいままでになく丁寧に映像化している。 すごい。…なのに、次はいきなり茶を汲んでいた。…

趣味DO楽 裏千家 茶の湯と出会う3 薄茶を点てる(前)

茶の湯の目的を、お茶を介して亭主と客が心を通わす…みたいに語るのはいかがなものだろうか? お茶がないと心を通わせられんのかねキミィ、とか言われたら反論できませんよ? さて、今回は薄茶の点て方。それも前後編の前編か。 道具の運び出し。いきなり運…

趣味DO楽 裏千家 茶の湯と出会う2 客の作法

薄茶の客作法。まずはお菓子のいただき方。まず干菓子。菓子盆の回し方からなんだけど、重要な事が語られてないよ。 干菓子バリボリ音をさせていいの? 正客が食べ始めなかったらどうすんの? 次に主菓子。菓子取る → 食べるになっちゃってるんだけど、菓子…

趣味DO楽 裏千家 茶の湯と出会う1 今日庵を尋ねる

さて8回シリーズの今回は、7回掛けていろんな事を学んで最終回に茶事をやるよって、少しお年を召しはじめたお家元談。お点前を延々映すシリーズをやっても、NHKさんは肝心な所をスルーするので、こういう構成の方がいいですね。 初回は今日庵訪問。たかだか4…

ママウォッシュ

茶巾を洗うのが苦手である。つーか、ゆびさきでつまみ洗いしていると、汚れは取れずに破っちゃう事が多い。 だからといって力を入れないと、汚れが取れない。 例えば、こんな風に茶巾が汚れていたとしよう。…やりすぎだけど。 そこで秘密兵器。アサヒ玩具の…

BBA

私は昭和40年代前半の生まれである。 んで親は戦前。すると爺婆の世代は明治の終りになる。 さて。家を出て、大学行って社会人になって…という風に生きてきた男にとって、めったに「肉親以外のばーちゃんとのつきあい」というのは生まれないものだ。 しかし…

正月らしさを求めて

正月が終わろうとしているのに、正月らしい話題がない本ブログ。正月展示も都合で見れんかったし。と、いう事で「喜ぶ」に通じる、昆布を茶筅で点ててみました。 案外点たないもんだし、濃くすると飲めたもんじゃないね…。 お薄、ならぬ、らうす。…言いたか…

谷原章介が迫る「秀吉が愛した武将茶人」

新年早々の更新がこれというのはどーなのかなー、と思うが気になるんだからしょーがないじゃん。年末はバカ番組でまったり気分、というのでいいのだけれど、これはあかん奴や。 簡単に総括すると「上田宗箇流のPRビデオ」谷原章介クラス使って作ったわりにチ…

利休にたずねよ

映画「利休にたずねよ」を見に行く…気はしない。映画以前に原作が駄目。あんなつまんない原作が賞を取れたのも、「そろそろ山本兼一に賞あげなきゃな」という背景があったんだろうと思っている。 ただ、この映画、万代屋黒などの本物の長次郎の楽茶碗が出演…

父は家元

来年早々、遠州流の映画が上映されるらしい。http://chichihaiemoto.com/ 本作「父は家元」は430年の伝統を受け継ぐ遠州茶道宗家の13世家元小堀宗実の活動に密着取材し、茶道の芸術性とその背景にある日本文化の真髄を浮かび上がらせます。 さらに家元の娘…

京都の名探偵は目川

調子にのって昨日の続きを書くぜ。 お茶が見立て殺人みたいなものなら、名探偵には客っぷりを学べる筈。ということで、二人の名探偵に、客の心得を見せて頂こう。 まず客として最悪なのはシャーロックホームズ。なにせ会った瞬間に「あなたはパプア・ニュー…

o・mo・te・na・si

「おもてなし」について。時期が離れると恥ずかしいので早めにね。 日本の「おもてなし」の心は、主に商売に於ける顧客サービス至上主義にあって、チップ制度が廃れた状態でもサービスがインクルードになっているという暗黙の了解をその基盤としている…とか…

四つ頭

四つ頭の茶会、というのがある。 私は行ったことがない。名前から想像するが、多分、こんな感じじゃないか。 茶筅と、抹茶と湯の入った茶碗を持った僧侶が、部屋の四隅に座る。そして部屋を真っ暗にする。 一番の僧侶が壁伝いに二番の僧侶の元に歩いて行く。…

ダイエット

ダイエットを、試みている。健康上の理由ってのは建前で、実は放埓な生活をしていたらなにげに服が合わなくなってきて、ワードローブ的にやばくなったからである。茶の湯的には足の痺れ対策では、いちおうある。 長年デブをやっていると、ダイエットはもうプ…

寄付

ある日の東京、市ヶ谷台。裏千家今日庵東京道場。この場所は、いつも早朝から着物の女性達が闊歩している。普通のお稽古にしては早朝過ぎる気がするので、多分、研修か茶事か。清昌堂やましたも、朝から客が来るのに備えオープンしている。 さて、この日やっ…

茶禅一味

茶道支那行脚を読んで、禅についてふたつの疑問が出た。まず第一に、日本の禅と中国の禅は違うものでは?という疑問。道教的な素養が日本人にはないので、わけが判らないことをわけが判らないままに納得するという中国的なおおらかさが不足しているかもしれ…

あいたい「抹茶は楽しいあったかい」

NHK中国地方ローカル番組の、全国ネット再放送。ルー大柴こと茶人大柴宗徹が、なんかノーアポっぽい演出で松江を行脚する謎のテレビ番組。カラコロ広場から船頭さんに導かれて行く茶道具屋は千茶荘。あっちの茶道具屋に入るとありがちなんだが、まずおもてな…