点前

趣味DO楽 茶の湯表千家 もてなしのために2 初めての茶室

今回は茶室の入り方について。 まずは茶室に持っていくものの紹介。扇子。あれ?それだけ?出帛紗とか、懐紙とかいらないの?マジ? 持ち込んではいけないものの紹介。腕時計とか。化粧に関してもなんかコメント欲しかったね。 んで点前座の拝見方法…はスル…

趣味DO楽 茶の湯表千家 もてなしのために1 利休の心を受けつぐ茶

表千家の家元さん、動いている映像初めて見た気がする。…テレビ慣れしてないみたいにえらくカチコチ?ぷよぷよだけど。 貫名宗匠について若手アナががんばる、とゆー、いつものフォーマット。 ちょっと飽きたかな。昔は山本一力とかで、コメントがもっと面白…

点前は見せるものか

はなこさんから面白い問題提起があったので、それに関しわたしの意見を述べたい。 テーマはふたつ。 点前は人に見せる為のものか? 点前を見せる意識と侘びとは対立するか? 「お目だるい」「お退屈さま」の挨拶に、「点前は亭主が客に見せる為のもの」とい…

三露

大寄せの列整理なんかで一日露地に出ていると判るが、土の地面の上にいると直接地面に触れていなくとも、足袋が黄土色になってしまう。もちろんこれは土埃が巻上がるからである。 だから、三露といって、客が入る前、客が中立に出てくる前、客が帰る前に水を…

二ツ置

天王寺屋 宗達他会記 天文廿年の記述より。 同十二月十一日朝 紅屋宗陽會 人數 達 宗可 一 ゐるり しやうはり 一 床 かたつき、四方盆 後ニ墨跡懸候 知愚 一 一枚板ニつるへ ほねはき 天目 茶タツ この文章からすると、釣瓶の水指と骨吐の建水の長板二ツ置と…

直伝和の極意 茶の湯藪内家春と出会う茶の湯 燕庵で楽しむ春の茶事

若いアナウンサーが燕庵でお茶事に参加。 腰掛で待つ客。亭主が蹲踞の水を入れ替える。その音を合図に挨拶して席入り。 若宗匠の炭手前と軸の読み上げ。若宗匠、口の中が腫れている様なしゃべり方でちと聞きにくい。 懐石は向付と煮物の映像で終了。え?こん…

直伝和の極意 茶の湯 藪内家 春と出会う茶の湯3

きんとんのダイナミックな作り方を駆け足で紹介しながらはじまった第3回。蒼の毛氈の上、アナウンサーのお兄さんの正座椅子が光る!…でも本格的にお茶をやってる人でも使うものなんだから別にいいといえばいいのか…。 あれ?前回の炭手前ではアナのお兄さん…

直伝和の極意 茶の湯 藪内家 春と出会う茶の湯2

いつの間にかはじまってた茶の湯シリーズ。 直伝和の極意って、2ヶ月とかおんなじシリーズ続けるくせに「次のシリーズの予告」が全然ないので、気がついたらはじまってる感じ。 追っかけで2回目の再放送から見る。…正午の茶か。 地味で変わり映えのしないテ…

茶事のお稽古

うちの先生は、いつも本気の人。 茶事のお稽古、というのはしない。でも、やっぱり先生なので、私達弟子を招いて茶事をする時は、「これはこうするのよ、それはそうはしないのよ」とお教え下さる。未熟な弟子達は、なんとか先生のお眼鏡に叶おうと頑張る。 …

蓋置と蓋

茶杓の掛け様と同じくらい、いや、もっと難しいもの。 蓋置に、釜の蓋をきちんと乗せること。 これ、慣れた釜の蓋でないと案外難しい。 実は先輩後輩のお点前をじっと観察してみたことがある。 点前座から見て手前過ぎる、丁度良い、奥過ぎる。この三段階で…

上田宗箇流袋棚点前

これだけでご飯三杯いけそうなビデオ。「宗箇様御聞書」という古文書から復活させたお点前だというが、割とそれはどうでもいーや。ほぼほぼ推測通りの合理的なお点前の手順。ただ、仕舞の時に蓋置を水指前に戻すのだけ意味が判らない。案の定水次の邪魔にな…

濃茶の茶杓

昭和美術館には、宗旦茶杓「弱法師」がある。少し捻れて弱々しく、櫂先のあって無きが如くの細い茶杓である。 これって今思うと、薄茶には使えない茶杓だよね? こんなので計ったら、薄茶はお白湯になっちゃう。濃茶の茶入れからの廻し出しを大前提に、形式…

薄茶の泡

薄茶の点て様、と言えば、表千家はあまり泡立てず、裏千家は思いっきり泡を立てる、と言われています。 これは、正確にはちょっと違います。裏千家は思いっきり泡を立てる。他の流派はそこまで泡立てない…というのが正解。裏千家ほど泡を立てる流派はありま…

茶杓の分量

先生に、薄茶の味が濃すぎる、と注意を受けた。 お茶のお稽古は、点てた人が自服する機会は少ないし、飲んだ人もあまり文句は言わない。自分も、他の方の点てたお茶に、茶筅の破片が入っていたのを黙って飲んだ事がある。でもうちの先生は厳しい方なので、ず…

包丁式

包丁式、というのがある。 正装した亭主が、包丁と箸を使って、直接は触らない様にしながら魚をさばく芸である。鎌倉から室町にかけ武士の嗜みとして普及し、細川幽斎も上手だったらしい。 亭主が 様式化した手順で 調理する課程を人に見せる というのは、茶…

椅子のお辞儀

礼には真・行・草がある。…のは判っている。 判らんのは立礼の時の礼の仕方だ。 亭主は立った状態で礼をすればいいが、客はそうもいかない。 腰掛けた状態での礼が必要になってしまう。 椅子に座った状態でのおじぎはただでさえカッコ悪い。しかし、これが武…

直伝和の極意「茶の湯武者小路千家朝茶涼しい時間を有効に」最終回

3年程前、高松に行ったことがある。http://d.hatena.ne.jp/plusminusx3/20071209高松は存外茶味のない町、という印象だった。栗林公園は前を通り過ぎただけ。 …こんな綺麗なトコなら入ればよかったな。あ、高松着の時間にはもう閉まってたんだっけ。 そんな…

直伝 和の極意「茶の湯 武者小路千家 朝茶 涼しい時間を有効に」

第3回は濃茶。と続き薄茶。つーか、茶事の終わりまで。 あ、1回目の再放送は結局録画をミスりました…。 ああ、お茶をすくうと茶杓はあのぐらいお茶が付いちゃうよね、とか。 茶碗持ったまま懐紙で拭く男の作法はスリリングそうだ、とか。 茶碗の拝見の時に懐…

直伝 和の極意「茶の湯 武者小路千家 朝茶 涼しい時間を有効に」 第2回

んもー、最近の和の極意は1テーマが2ヶ月も続いたり、それなのに次テーマの予告がWEBになかなか出なかったりと、案内悪いので見過ごしちゃったよ。しかも1回目は高校野球で再放送無しだしな。関西人の私はトロン・ミラン事件以来、高校野球は敵だとおもうと…

茶人の掃除

カルチャーの稽古場。 毎回私が掃除している。先生の御自宅の稽古場。 こちらは先生が掃除されている。さて。私は足運びの練習になるかと思って、白靴下でなく、足袋を履いてお稽古に参加している。 カルチャーでのお稽古の後、足袋は薄黒く汚れている。先生…

掃除

風炉の置いてある和室。すぐに埃がたまってしまう。 おそらく原因は風炉の灰。電気式の風炉を置いてたころはこんな酷くはなかった。 「茶人は掃除が趣味くらいでないといけない」というのは本当だ。 もちろんそんな趣味いまだにないけどさ。 畳にうっすら乗…

お点前さん

何回か、大寄せのお点前さんをしている。 しかし、一回も足が痺れた事がない。普段のお稽古では、まず毎回痺れる。運が悪いとこむら返りが起き、七転八倒の苦しみ。この違いはどこから来ているのだろう? まず違うのは畳。稽古場の畳は固い。が、お点前した…

体調

お茶のお稽古でたった1、2時間の正座をする。 それだけで私の足の甲は激しく痛むのだが、それはまぁ仕方ないと思っている。で、お稽古が終わった後。残りの一日、ずーーーっと体がだるく/眠くなる事が多い。稽古の前後の掃除、水屋仕事もやっているから、は…

今日はお点前するのにもってこいの日

夜。いそいそと炭を熾こす。 今日はお点前するのにもってこいの日。つーか、せんでどうする?雪が積もったんだゼ。明日の通勤のことなんて考えちゃダメダメ。 せっかくの雪をよく見たいので窓を開ける。音がうるさいのでエアコンを消す。部屋が明るくて楽し…

チョコ

チョコを主菓子代りに薄茶を点てる、味はすっごく合う。これは前にも書いたね。http://d.hatena.ne.jp/plusminusx3/20070825 …けどね、用心しなさいよ。 チョコが貫入に入ったらきっと大変な事になるよ。 お道具駄目になるよ。 今日そういう事をする人いそう…

濃茶の一座建立

濃茶。ご亭主…というか先生の素晴らしいお点前を拝見しながら、濃茶の練り上がりを待つ。 あまりに上手なお点前と言うのは、流れる様に進んで目にひっかかる事がない。 おかげで「はぁーーーすごいなぁ」という印象しか残らない。むしろ茶入や茶筅の美しい置…

中立と菓子の味

ちょっと前に「主菓子食って中立してお茶ってほんと良くできた流れだなぁ」なんてことを書いた。http://d.hatena.ne.jp/plusminusx3/20110115/1295048471 が、実際のお茶事を体験したら、これって机上の空論だった、というのが判った。 菓子食って、中立して…

懐石がおいしいこと

今回のお茶事の亭主はうちの先生。先生は料理がとっても上手だ。出てくる料理は絶品。 しかも先生、料理作りが楽しいとのことでノリノリでたっぷり料理を用意してくれる。凝っていて、絶妙の火加減味加減の料理が、美しく盛られ、後から後から出てくる。満腹…

お茶事には酒がつきものである。最初に一献。お預け徳利が回って…流派によっては千鳥の盃。結構な量のお酒が消費される手順になっている。 でも、お茶事の客が酒を好むかどうかは判らない。この前参加したお茶事では、私一人しかお酒は呑まなかった。 私は、…

お茶事の客とはなにか?

この前、ちゃんとしたお茶事、というものをようやく体験した。 んで、参加して、事前に思っていたのと違った事を挙げてみる。 まず茶席の話題。季節や時候のお話中心なのは想定していた。しかし、客組の事まで思い描いていなかった。そう。茶席で会話するっ…